Circular E
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Circular Eは、「捨てるから生まれる価値へ」をミッションに、価値が循環する社会の実現を目指し、地域や産業を越えて高付加価値なサーキュラーエコノミービジネスモデルをデザインするカンパニーです。
欧州の循環型社会の先進地域で進む政策やビジネスの動向を分析し、サーキュラーエコノミーに関する多面的なインサイトを提供しています。
波の上で漂うペットボトルを見て、私は考えました。 海洋プラスチックはどこから来て、どこへ行くのか。 浮かぶごみの裏側にある“見えない損失”と、私たちの社会構造の歪みについて考察します。
Eiji Yamamoto・
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Vol.12 ― 大量生産・大量消費が始まったその瞬間から、私たちは何を学ぶのか ― はじめに:革命から共創の時代へ 1950年代、プラスチックはまさに「夢の素材」として世界を席巻しました。 軽く、強く、自由に形を変えられる。人類の創造力を支え、社会の隅々にまで革新をもたらした素材です。 しかし70年後のいま、私たちはこの“夢の素材”が引き起こした地球規模の課題と向き合っています。 とはいえ、それは単純な「環境問題」ではありません。 いま問われているのは、素材そのものではなく、人類の制度設計と価値観のあり方なのです。 そして、その転換を象徴するのが、現在国連で議論されているひとつに 「世界プラスチック条約(Global Plastics Treaty)」があります。 第1章:「夢の素材」の誕生 ― 革命の始まり 1.1 ベークライトからの出発 1907年、化学者レオ・ベークランドによって発明された「ベークライト」。 これが世界初の合成プラスチックであり、「人類が自然の制約から解き放たれた瞬間」とも呼ばれます。 だが真の転換点は戦後の1950年代でした。
Eiji Yamamoto・
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Vol.11― 欧州・フランスに学ぶ、サステナブルファッションの未来 ― “ファッションの自由は、廃棄の自由ではない。” フランスをはじめとする欧州では、いま「衣服の寿命」を制度で延ばす動きが加速しています。 ■ ファッションに対する規制が始まった理由 欧州では、ファッション産業がもたらす環境負荷・廃棄・社会問題に対して、以下の理由から「規制」の対象になりつつあります * CO₂排出量:ファッションは世界全体の約10%(航空・海運より多い) * 水使用量:Tシャツ1枚に約2,700Lの水が必要(人の飲料水3年分) * 廃棄率:EU圏で年間約400万トンの衣料が焼却または埋立されている * リサイクル率:EU内の繊維リサイクル率は1%未満 ■ フランスの先進的なファッション規制・制度 ① リペアビリティ・インデックス(2021年~) * 電子機器等に義務化された「修理のしやすさをスコア化したラベル」制度 * 服や靴にも将来的に適用拡大が検討中 * 目的:製品の寿命を可視化し、買い替え前提文化の是正 ② 廃棄禁止法(2019年) * フランスでは、
Eiji Yamamoto・
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Vol.10 ― ファッション業界での、私たちが知るべき現実 ― 「あなたが今、着ている服はどこから来て、そしてどこへ向かうのか?」 ファッションは、個性や美意識、文化の表現手段であり、世界中の人々が日々楽しむ産業です。 しかし、その“華やかさ”の裏側には、深刻な環境負荷と構造的なごみ問題が隠れています。 ■ 衣料産業のスケール:大量生産・大量廃棄の象徴 * 世界の衣料品生産量:年間約1,000億着(2015年比で約2倍に) * 一人当たりの購入点数:過去20年で約60%増加 * 廃棄される衣料:年間9,200万トン以上(Ellen MacArthur Foundation) * そのうち、全体の約87%が埋立・焼却されている ※ つまり作られた服の大半は、ほとんど着られないまま、燃やされるか埋められているのです。 ■ ファッションごみの行き先:再資源化はわずか ▷ 世界の衣料リサイクル率(2023年推定) 処理方法 割合 埋立・焼却 約87% リユース・中古販売
Eiji Yamamoto・
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Circular Eは、コンサルティング、メディア発信、ネットワーク構築を通じて、循環型経済の実装を地域・業種を越えて支援しています。
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